初めての一人暮らしを快適なお部屋にするために失敗しないレイアウトのコツとは?
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一人暮らしのお部屋は全てがプライベートな空間なので、自分のお気に入りのものだけに囲まれて、誰にも気兼ねせずに好きなように過ごせますね。

今まで憧れていたこんなお部屋に住みたい!という理想も膨らむのではないでしょうか。

とは言え、都心部などでは一人暮らしで広いお部屋に住むことはなかなか難しいもの。

充分なお部屋の大きさがないお部屋の場合、どのくらいの大きさの家具を選べばいいのか、今使っている家具は使えるのか迷ってしまうことも多いかもしれません。

ここでは、一般的な一人暮らし6~8帖ワンルームにお住まいの方向けにお部屋のスペースを有効活用して、快適に一人暮らしのお部屋を過ごせるようなレイアウトのコツをご紹介していきます。

大手インテリア会社で商品企画やプロモーションに携わる傍ら、個人提案も行っているshioriがお客様からの声を凝縮して解説していきます!

目次

おしゃれで快適な一人暮らしにするためにまず考えること

限られたスペースのなかで最大限に理想を実現できるように、まずは叶えたいことの優先順位を考えてみましょう。

どんなインテリアスタイルにしたいかを決める

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まずはどのようなお部屋にしたいか、自分が好きなインテリアテイストを見つけましょう。

お気に入りのカフェ、旅先で出会った素敵なホテル、雑誌で見かけた素敵なお部屋…思い浮かぶものはありますか?

イメージがしやすいように、できれば写真や画像を揃えましょう。

その空間で過ごしている自分を考えるとワクワクしてくる…そんな素敵なお部屋を選んでくださいね。

理想のお部屋を実現するためにはまず不要なものを手放す必要がありますが、見ているだけでワクワクするようなお部屋の写真や画像があるとイメージをしやすくなって、お部屋を片付ける原動力につながりますよ。

どのような暮らしをしたいかライフスタイルを考える

CASE1.友人をたくさん呼びたい

初めての一人暮らしをされる方で多いのが、広いお部屋ではないけど友人をたくさん招いてパーティーをして楽しみたいという要望です。

その場合、ソファを置かずに床座で過ごせるスペースを確保するなど工夫が必要になってきます。

CASE2.ソファを置いて就寝スペースとくつろぎスペースを分けたい

広いスペースをとるソファとベッドを両立できるソファベッドを検討する方もいるかもしれません。

しかし、ソファベッドは食事と寝る場所が一緒なので、衛生面が気になったり毎回ベットメイクをするのが不便…と実際に生活してみてから後悔する方も多いものです。

就寝スペースとリラックスできるスペースをしっかりと確保したいという方は家具のサイズ選びやレイアウトに工夫が必要です。

CASE3.部屋でも仕事や勉強に集中して取り組みたい

リモート勤務が推奨され、自宅で仕事をする機会が増えた方も多いのではないでしょうか。

今までデスクを使っていなかったので、間に合わせのものを代用して使っている方もいるかもしれません。

今後もどうなるのか見通しが付かない世の中なので、これをきっかけにデスク周りを整えてみるものいいかもしれませんね。

もし、一人暮らしのお部屋でデスクを置くスペースがない場合はダイニングテーブルやコーヒーテーブルと併用して使えるようなものを選ぶのがおすすめです。

一人暮らしを快適にするレイアウトのコツ

自分が理想とするライフスタイルが想像できたら、具体的に家具の配置を考えていきましょう。

食事をどこで取るか考える

スペースが広くない一人暮らしの場合、まず食事をとる場所をどこにするか決めましょう。

どのような暮らしをしたいかライフスタイルを考えたら、床座スタイルにするかソファを使うかどちらが理想に近いかイメージできたのではないでしょうか。

スペースを確保したいなら床座スタイルで食事を取る

友人をたくさん招いて鍋パーティーなどをしたい、ストレッチなどをしたいのでお部屋を広々と使いたいのであればソファを置かずに、食事やリラックスタイムなどは床座スタイルで生活するのがおすすめです。

大きめのラグを敷くことで友人を招いた際にはラグの上に座ってもらって、大勢でテーブルを囲むことが出来ます。

また、ヨガなどをするストレッチスペースとしても活用出来るので、お家時間が長くても身体を動かして健康的に過ごせます。

床座スタイルをより快適にするアイテム

食事をしたり、本を読んだりするリラックスタイムは大きめのラグの上にクッションやビーズクッションのようなものを置いて過ごすと快適になります。

また、ネスト(入れ子)タイプのテーブルは友人を招いたときなど必要に応じてスペースを広げて使えるのでおすすめです。

▼ビーズクッション

▼大小の組み合わせのネストテーブル

▼スタイリッシュな回転式テーブル

床座スタイルの注意点

大きめのラグを敷くとお部屋の空間をゆったりと使えます。

ただし、大きめのラグを敷くときに注意点しなければいけないのが、ラグの厚みです。

ラグを敷くことでドアの開閉が出来なくなってしまうことがないか特に内開きのドアの場合は確認してから購入しましょう。

▼パイル長短めのゆったりサイズのラグ

 

ソファを置いてダイニングスペースをつくる

6~8帖程度の一人暮らしのお部屋で食事をとるダイニングスペースを作るのであれば、ソファを置いてソファで食事をしたり、テレビを観たりするリラックススペースにしましょう。

ソファとは別にきちんとダイニングテーブルとダイニングチェアを置きたい場合は、10帖前後のお部屋を選ぶことをおすすめします。

ポイントはテーブルの高さにこだわること

ソファで食事をする場合、通常のセンターテーブルの高さだと食事には向きません。

一般的に食事や仕事などをするには、テーブルの天板と脚の間が25~30cm程度になると良いと言われております。

センターテーブルとダイニングテーブルの中間くらいの高さのもの(60cm程度)を選ぶか、高さを調整ができる昇降タイプのものを選びましょう。

仕事や勉強をするデスクを置くスペースがとれない場合もダイニングテーブルと併用できるのでおすすめです。

▼昇降タイプのテーブル

▼机の方から近づいてくる昇降テーブル

ベッドの配置を考える

お部屋のレイアウトを考える際にはサイズの大きいものから配置を考えるのが基本です。

ソファを置くかどうか決まったところで具体的にベッドとソファのレイアウトを考えていきましょう。

床座スタイルの場合のレイアウト

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ソファを置かない場合のレイアウトは比較的自由が利きます。

テレビを接続する場合はTV端子の場所にテレビボードを配置し、その対面の壁面に沿ってベッドを置くとしっくりします。

上記の写真の場合、ベッドを背面代わりにして食事をしたりパソコン作業ができますね。

 

ソファを置く場合のレイアウト①https://www.pinterest.jp/pin/758645499721950860/

ソファを置く場合に多いのはベッドと窓を平行に置くレイアウトです。

お部屋の手前の空間にスペースがあるので空間を広く感じられます。

ただし、ベランダへ続く掃き出し窓を覆ってしまうので洗濯物を乾かすのが少し不便になること、ベッドが窓に近いので夏は暑く冬は寒いという点を考慮しなければなりません。

しっかりとした厚みのあるカーテンを選ぶなどしてデメリットを緩和しましょう。

 

ソファを置く場合のレイアウト②

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ベランダへの導線がふさがれる、ベッドが窓の近くにあるのを避けたいという場合、テレビを窓面にレイアウトする方法もあります。

テレビのサイズがコンパクトであればこのレイアウトを検討してみてもよいかもしれません。

お部屋にはいってすぐにソファの背面が見えるので入り口の場所によってはお部屋が狭く感じたりることがあったり、テレビの配置が窓面を背景にすることになるので窓の方角によっては眩しくなるなどのデメリットを考慮して採用しましょう。

背の高い家具はドアやベッドから離れた場所に配置する

おしゃれなだけではなく、防災面もきちんと対策して安心して過ごせる空間を創ることも大切です。

ベッドの近くには背の高い家具を置かないようにしましょう。

ナイトテーブルの上にテーブルライトを置く場合はナイトテーブルがベッドの高さよりも低いものを選びましょう。

また、入り口ドアの近くも背の高い家具を置かないようにしましょう。

どうしても置かないといけない場合は家具転倒防止グッツなどで倒れないように対策をすることをおすすめします。

▼家具や壁を傷つけない転倒防止グッツ

収納スペースが足りているか確認する

おおよそのレイアウトが決まったら、実際に家具を選んでいきましょう。

家具を選ぶ前に収納は足りているか確認する必要があります。

荷物が多いと自覚しているのであれば、お部屋選びの時点でウォークインクローゼットがあるお部屋を選ぶと間違いないでしょう。

実際は、都心マンションの6帖程度のワンルームでは収納スペースが小さいケースがほとんどです。

収納スペースに6割程度余裕を持たせておくのが理想と言われているので、部屋付けのクローゼットでは足りないのであれば家具を選ぶ際に収納力の高い家具を選ぶ必要があります。

ベッド下が収納になっているものや、クローゼット一体型の姿見など、「収納付き家具」を検討しましょう。

収納スペースが足りないときどうする?

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どんなに素敵なインテリアにしてもきれいな状態は初めだけ…なんていうことにならないようにしっかりと不用品は整理して本当に必要なものだけを選ぶマインドを身に付けましょう。

それでも収納が足りないという場合は収納力の高い家具を選びましょう。

収納付きベッド

省スペースで大容量の収納を確保できるのにおすすめなのが収納付きベッドです。

引き出しタイプのものであればタンス代わりに使えます。

ただし、収納付きベッドはマットレスの通気性が悪かったり、ベッドの高さがでるのでお部屋の見通しが悪く空間に圧迫感が出てくるので注意してくださいね。

▼シンプルで使いやすい収納付きベッド

また、ガス圧式の跳ね上げ開閉タイプの収納付きベッドであればキャンプ用品やスーツケースなど大型グッツを収納するのにも便利です。

ガス圧式でないと開閉するのが重くて大変なので注意しましょう。

▼通気性も抜群のガス圧式ベッドフレーム

ミラー付き収納

玄関やクローゼットの内側にミラーが設置されていないお部屋の場合、身だしなみを整えるのに姿見タイプのミラーを検討しますよね。

その際に、ミラーと収納が一体化しているタイプのものを選ぶと省スペースになりますよ。

そのシーズンでよく使うコートやバックなどを置く定位置を確保できるので朝の身だしなみを整える時間が短縮できる点も便利です。

▼ミラー付きハンガーラック

魅せる収納

一人暮らしには収納と飾り棚が一体となったようなタイプの家具もおすすめです。

スペースが限られているお部屋の場合、空間の余白部分とアートなど魅せる部分のバランスを上手にとるのが大切です。

収納と飾り棚が一体となった家具であればお部屋のフォーカルポイント(魅せ場)を上手に作ることができるでしょう。

▼多目的に使えるシェルフ

▼伸縮タイプのマガジンラック

一人暮らしの照明の選び方

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インテリアシーンおける「照明」はお部屋をおしゃれに見せたり、快適に使えるかを左右する重要な要素です。

理想の一人暮らしを送るためにこだわりを持って選びましょう。

調光調色タイプを選ぶ

照明のメインとなるシーリングライトやペンダントライトは、明るさを調節できる、光の色を調整できる、「調光調色タイプ」の照明がおすすめです。

特にワンルームのお部屋では多様な過ごし方が考えられるため、シーンに合わせて適切な明るさを選べると過ごしやすくなります。

リラックスタイムはオレンジのような色をした電球色でゆったりとした気分を演出したり、身支度をするときには太陽光に近い昼光色にして自然な印象でお化粧できたり、光の色を調整できると暮らしにあった使い方ができるので便利です。

他灯使いする

また、メインとなる照明の他にテーブルライトやスタンドライトなどをプラスして、多灯使いをされてもよいでしょう。

「映画を観るときや就寝前はスタンドライトのみをつける」「仕事や勉強するときはスタンドライトのみにして集中力を高める」というような雰囲気作りができるだけでなく、インテリアのアクセントにもなりますよ。

どのインテリアスタイルにも共通する配色のポイント

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一人暮らしのお部屋は自分の好きなインテリアスタイルを実現できるのが楽しいですよね。

どんなインテリアスタイルにも共通するカラーの配力とお部屋を広く見せるコツをご紹介します。

素敵なインテリアに見えるカラーの黄金比

インテリアにおける黄金比を押さえるとバランスのとれたお部屋を実現できます。

インテリアの黄金比は【7:2.5:0.5】

7 ベースカラー 壁や床などお部屋の大部分を占める色
2.5 アソートカラー カーテンやソファ、ラグなどお部屋の大部分を締める色
0.5 アクセントカラー クッションや小物などポイント使いされた色

使う色は3色程度にするとまとまって見えるというのはインテリアも同じです。

ベースとアソートカラーで1~2色使われていることが多いので、アクセントとなるカラーは1~2色に絞ってポイント的に取り入れてみましょう。

お部屋を広く見せるコツ

視覚効果を使ってお部屋を広く見せるというテクニックも上手く取り入れてみてくださいね。

視覚効果を使う:色

お部屋を広く見せたいのであれば、淡い色をメインに使いましょう。

白や白に近い淡い色に囲まれると人は空間を広く感じます。

また、床→壁→天井と明度を明るくすると自然界の光のバランスに近づき、ナチュラルでリラックスできる空間に仕上がりますよ。

一方で、ダーク色は引き締め色と呼ばれており重厚感は出る代わりに空間は狭く感じます。

視覚効果を使う:柄

壁紙やカーテンなど比較的大きな面積を占めるアイテムは、選ぶ柄にも気を配りましょう。

縦柄は天井を高く、横柄は奥行を感じさせます。

また、狭い空間に大柄を用いると圧迫感がでるので注意しましょう。

どうしても大柄を選びたい場合はコントラストが強くないものや寒色系を選ぶのがおすすめです。

視覚効果を使う:遠近感

ベッドは高さが高くないものを選ぶと空間に抜け感が出るのでお部屋が広く見えます。

また、入口付近に背の高い家具を置いてしまうと圧迫感が出てしまいがちです。

背の高い家具よりも背が低いものを選んだり、お部屋の間仕切り的に使うのであればオープンラックなど空間に抜け感を演出できるものを選ぶのがおすすめです。

理想の一人暮らしをはじめよう

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お家で過ごす時間が長い今、少しでも快適に過ごせるようにしたいですよね。

デザインだけではなく質感や肌触りにもこだわったお気に入りのものだけに囲まれて過ごすと、不思議と心が豊かになりますよ。

ベランダスペースも有効活用して外の空気を感じながら読書をしたり音楽を聴いてもリフレッシュできるかもしれませんね。

(※ベランダは共有スペースなので、マンションの規約に沿って活用しましょう)

ぜひ、お部屋のレイアウトにこだわって理想の一人暮らしのお部屋を実現してみてくださいね。

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